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【ホームスクーリング】「ホームスクーリング」に必要な「習慣」の力。~勉強効率を上げる方法とは~

一昔前は、「勉強は、学校でするもの。」という価値観が「当たり前」でした。そのような社会では、「学校へ行っていない子どもたち」は、「不利な状況」とみなされていました。

しかし、時代は大きく変化しました。そして、この変化はここで止まらないでしょう。そして、教育改革が進めば進むほど、

「学校以外の場所で学ぶ」

という「学び方の多様性」が広がっていくことは間違いありません。

本記事では、小・中学校不登校から、「教師」という職業になった僕の経験と、科学の力で実際に証明されている事実から「ホームスクーリングに適した勉強法」について話題としていきます。

「多様な学び方」の1つとして、参考にしてみてくださいね。

目次

【ホームスクーリング】「ホームスクーリング」のメリットとは

まずは、「ホームスクーリング」の前提について書いていきます。

「ホームスクーリング」には、たくさんのメリットがありますが、その1つとして、

「時間の使い方が自分でコントロールできる。」

という、「最強」の強みがあります。

📚「ホームスクリーニング」の「メリット」や「デメリット」が知りたい方はこちら。

しかし、「ホームスクーリング」を考えている親御さんからの相談として多いのが、

「ゲームやマンガに割く時間が多すぎて心配。」

というものがあります。

まだまだ、「学校へ行かないと勉強がおくれてしまうのではないか。」という「焦り」を感じてしまう気持ちも分かります。

「学校では、毎日6時間の勉強をしている。」

と、考えると、「もっと家で勉強した方がいいのでは。」という不安な気持ちにさいなまれることも多いでしょう。

確かに、ぼく自身が「不登校」であったとき、

「勉強しないとな・・・。」
「みんなと差が開いてしまうのではないか・・・。」

と心配な気持ちに押しつぶされそうになりました。

しかし、あれから20年以上経過し、小学校教師も経験した今となっては、

「学校と同じように、6時間勉強しなくても大丈夫!」

ということが言えます。

ホームスクーリング】6時間の勉強が必要ない理由

「ホームスクーリング」の親御さんが抱える悩みとして多いのが、

「学校に通わないと勉強ができなくなってしまう。」

というもの。

しかし、小学校教師の経験から言えば、

学校で勉強するよりも、ホームスクーリングの方が勉強効率はよい!」

と言えます。

だからこそ、「学校と同じように家で6時間勉強しよう。」という目標を立てるのは間違っています

その理由として、

・6時間全て、国語、算数、理科、社会といった「教科学習」をしているのではない。
・集団での一斉授業が基本のため「待つ時間」も多い。
・学び方が限られているため、「個人の能力に合わせた学び」が実現しにくい。

というような公教育の抱える問題があります。

もちろん、「集団学習」であることがメリットとなる部分もありますので、よい・わるいの判断ではありません。しかし、「学習効率」であれば、

「ホームスクーリングを上手く利用することで学習効率も効果も上げることができる。」

と言えるでしょう。

では、次章で「どのように『ホームスクーリング』を進めていくべきなのか?」をまとめていきます。

【ホームスクーリング】「ホームスクーリング」に必要なのは「習慣化」

「ホームスクーリング」を語る上で、最大の難しさというのが、

「時間の使い方」

ではないでしょうか。

「学校」という45分区切りで動いていく環境とは違い、「時間の使い方を自分で決めなければならない」ということは、「ホームスクーリング」のメリットでもあり、難しさでもあるでしょう。

その「時間の使い方問題」を解決する方法として効果的なのは、

「習慣化」

なのです。

「自由に時間を使うことができる」のであれば、「勉強内容」を検討する前に、

「いつ・どれくらいを勉強時間とするのか。」

ということを子どもさんと一緒に考えてみてください。

もちろん、「ホームスクーリング」を取り入れた理由は、子どもさんによって違うと思いますので、「勉強へ気持ちが向いている」という状態であることが前提です。

最初に、「内容」よりも「「勉強時間の設定」を優先すべき理由は、

「日々の生活は、『習慣化』によって動いている。」

からです。

ぼくたちは、知らず知らずのうちに「習慣」に従って時間を使っています。

だからこそ、「気分が向いたときに勉強しよう」というざっくり予定では、充実した勉強時間をつくることは難しく、「勉強効率のムラ」が出てしまうことが予想されます。

きっと、その日の「気持ち」によって、やる気が左右されてしまうでしょう。

日々、浮き沈みのある「気持ち」に合わせて、「勉強時間」をざっくり設定すると、

「朝から張り切って取り組んで、今日は充実していたな!」

という日もあれば、

「なかなか気持ちが整わずにいやな気分のまま1日の大半を過ごしてしまったな。」

というように、「ムラ」をつくり出してしまいます。。

このように「気持ちの不安定な状態」は、子どもさんにとっても望ましくないのは、言うまでもないでしょう。

だからこそ、「気持ち」に頼るのではなく「習慣化」することが大切なのです。

「習慣化」におすすめ!「If then(イフゼン)ルールとは

ここで「習慣化」するためにとても役立つ「If thenルール」をご紹介します。

ルールはとても簡単で、

「〇〇したら、勉強する。」

というような「マイルール」をつくるだけ。

例えば、

「朝ご飯を食べたら、机に向かう。」

というような感じで、どんな状況においても変わらないルールにしてしまうことがおすすめです。

しかし、「三日坊主」という言葉があるくらいですから、「習慣化」というのは大変難しい。

何が難しいのかというと、

「習慣化するまでに時間がかかる。」

ということです。

習慣としたい「内容」と「個人差」もあるので一概には言えませんが、だいたい、

「1か月を目安に毎日続けること」

が必要になってきます。

大人でも難しい「習慣化」ですから、子どもさんの「習慣化」には、親御さんのサポートが必要不可欠。

最初は、「勉強内容」や「勉強時間」にいろいろ口を出すのではなく、

「自分で決めたルールを守ることができた。」

という努力を価値づけしていきましょう。

そのような「毎日継続して同じ時間に勉強した!」という積み重ねが、いつしか「自主的な学び」に結びつくのです。

【ホームスクーリング】「勉強効率」を上げる「時間帯」とは

「習慣化」をスムースに進めるため、「勉強に向いている時間帯」についても知っておきましょう。

みなさんも聞いたことがあると思いますが、

「勉強するならば、午前中がよい。」

と言われています。

その理由は、人間のもつ「意志力」に根拠があります。

「意志力」というのは、ロウ・バウマイスターさんが提唱したもので、ざっくり言うと、

「『やり抜く力』とか『自制心』」

と言いかえてもよいでしょう。

そして、「意志力」というのは、「生活の中のありとあらゆる場面で消費される」と言われています。(「意志力は、減らないのではないか。」という主張もあり)

そう考えると、「意志力」が満タンの状態で「学習場面」を設定した方がよいということが言えます。

朝起きた状態が満タンとし、少しずつ消費していくと考えれば、「午前中に勉強する」のは、理に適っています。

余談ですが、大人方であれば身に覚えがあるでしょう。

「退勤間際の仕事に雑な判断をしてしまう。」

ということ。

退勤が近づくにつれて、「ケアレスミス」をしたり、ちょっとしたことで「冷静さを欠いたりする」のは、1日の仕事の中で、「大半の意志力を使い果たした状態にある」からなのです。

もちろん、「昼食」や「昼寝」のように「意志力」を回復する方法もあるのですが。

わざわざ「回復をしてから勉強する」とするよりは、「意志力」が充実している「午前中」に「勉強」を設定する方がよいのです。

【ホームスクーリング】「意志力」を”むだ”にしない「勉強法」とは

「意志力」の話をもう少し続けましょう。

極端なことを言うと、「意志力」というのは、

「気が進まないけれど、”がまん”して事に当たる。」

という「がんばっている」からこそ消耗されるのです。

ということは、

「自分から望んでやっている。」

という状況をつくり上げることで、「最高の勉強状態」をつくり上げることができるのです。

しかし、みんなが一様に「勉強したい!」と思えるわけではありません。

だからこそ、大なり小なり「意志力」を発揮する必要があるのですが、どうせならその消耗を最小限に抑えたいと思いますよね。

では、その方法を3つご紹介します。

  1. 「ながら勉強」はしない。
  2. 「気が進むもの」から始める。
  3. 「時間」にこだわらない。

これらの、方法を心がけることで、「意志力」を使わずに「勉強効率をあげる」ことができるのです。

それでは、1つずつざっくり解説していきます。

1.「ながら勉強」はしない。

これは、説明するまでもないかもしれません。

しかし、「勉強神話」として、「音楽を聴きながら勉強するとはかどる。」というものがあります。

もちろん、人によって個人差がありますので、「ながら勉強法」でも結果を残してきた人はいるでしょう。

しかし、科学的には、

「音楽を聴きながら勉強することで、脳のリソースが音楽にもってかれている。」

ということが分かっています。

どれだけ、「一度も聴いたことがない知らない曲だから。」とか、「洋楽だから。」ということは関係ありません。

音楽をふくめ、「ながら勉強」は、思っている以上に勉強効率を下げてしまっているのです。

ちなみに、

「自然音(川のせせらぎ、風が吹き抜ける音)であればよし。」

という調査もありますのでどうしてもという方は「自然音」をおすすめします。

しかし、かたくなに

「私は、音楽を聴いたほうが勉強がはかどる!」

と言う方もいるでしょう。

その気持ちは、痛いほど分かるのですが、そのような「達成感」は「勘違い」であることも分かっています。

確かに、「好きな音楽」というのは、「気分を盛り上げる」という効果があることは事実です。その「気分の盛り上げ」が「勉強終了の達成感」と結びつき、

「音楽を聴いた方が勉強がはかどる。」

という、偽物の「達成感」となって記憶に残ってしまっているのです。

さらに言うと、音楽だけではありません。もちろんテレビなんてのはもっての他。以外に知られていないのは、

「スマホは、近くにあるだけでも脳のリソースがもっていかれる。」

という事実。

もちろん、「通知が気にならないように設定しておく」という手立てを講じる人もいるかと思いますが、スマホの威力ははかりしれません。

「勉強の効率をあげたい!」と強く望むのであれば、「スマホは持ち込まない」というルールが最善なのです。

📚勉強効率を上げる方法を「もっとくわしく知りたい!」という方はこちら。

2.「気が進むもの」から始める。

2つ目の方法は、「勉強のスタート方法」です。

よく子どもさんからも質問を受けるのことは、「何の教科から勉強を始めればよいか?」というもの。

この答えには「正解」はありません。ただ、言えるのは、

「自分が勉強したい!と思ったことから始めるとよい。」

という方法です。

子どもさんによっては、最初に「苦手な教科」から始めて、がんばった後に、好きな教科を楽しむというスパルタ方式で取り組もうとするお子さんもいらっしゃるでしょう。もちろん、自分が望むのであれば止めはしません。

しかし、子どもさんの中には、「算数が苦手だから算数を先にやっちゃおう。」と勇気のある決断をしたのはよいものの、「なかなか気が進まずに勉強の波にのれない。」という問題を抱える場合もあります。

「勉強」に限らず、何事においてもそうなのですが、

「気が進まないことも、ちょっとやり出せば、やる気が出る。」

と言われています。

勉強もおんなじで、漢字、計算、1問でも始めると、「やる気」は次第についてくるのです。

大切なのは、「今日も勉強か・・・。」と動き出せないという時間を1分でも短くすること。

だからこそ、自分が「やりたい!」と思いえるものから始めるのが良いのです。

3.「時間」にこだわらない。

最後にご紹介する”こつ”も、意外と勘違いされやすいものです。

「勉強は、『時間』をかけた方がよい。」

というふうに思っている方は多いのではないでしょうか。

もちろん、「勉強をしていたい!」と思っている子どもさんに、「いやいや、もう3時間経ったからいいかげん勉強をやめなさい。」と言うことはありませんよね。

しかし、親御さんがやりがちな目標設定として、

「1日6時間は、勉強しよう。」

という「時間」を目標の一部にするということは、おすすめできません

当然のことながら、忘れがちな理由は、

「大切なのは、『勉強内容の理解』であり、『何時間勉強したか』ではない。」

ということ。

自分が子どもの頃に戻ってみても、

「俺、昨日10時間も勉強したんだぜ!やばくね?」

とか、

「テスト勉強を、夜中の2時までやっちゃったよ。」

みたいな、「大変さ自慢大会」がくり広げていました。

しかし、本質的には、勉強というのは「やりたいことを好きなだけやるもの。」であり、「6時間やらないといけないもの。」という目標を立てた時点で、それは「意志力の消耗戦」となること間違いありません。

それよりも、「勉強時間は、短時間集中」とし、「午後は、自分がやりたいことをとことん楽しむ。」という目標設定にした方がよいでしょう。

大人でも「6時間集中して作業をする」ということは不可能ですよね。

ある研究では、「どれだけがんばっても、集中力が保たれるのは3時間ほど。」とも言われています。

大切なのは、「自分に合った勉強時間・内容を設定すること」であり、単純に「〇時間勉強すればよい」ということではないのです。

まとめ

本記事では、「ホームスクリーニングを充実させる方法」をまとめました。

「ホームスクーリング」は、

・自分に合わせた「時間」で取り組むことができる
・自分の「興味・関心」に合わせて学びを広げることができる
・「習慣化」することにより「学習効率」がよい

という多くのメリットがあります。

ぜひとも、子どもさんにピッタリと合った「学習スタイル」を見つけ出してみてくださいね。

📚「子どもさんの強み」に合わせてサポートすることも大切です。

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