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「失敗」をおそれる「子ども」が自分から「チャレンジ」できるようになる子育てのポイント。

自分の意見を発表することが苦手。
・”初めて”のことになると、なかなかチャレンジできない。
・”よさ”はたくさんあるのに、表現しようとしない。

子育てをしていると、こんなお悩みをもつこともあるでしょう。

親御さんからしてみれば、「実力があるんだからもっと前に出ていけばいいのに!」とか、「チャレンジする前にやめるのはもったいない。」なんて気持ち、ありますよね。

本記事では、

・「失敗をおそれる子ども」となる要因
・「進んでチャレンジできる子ども」となる子育てのポイント
・「子どものチャレンジを応援する」ために親御さんにできること

をまとめています。

「失敗をこわがることなく進んでチャレンジできる子ども」となるためには、親御さんのフォローは欠かせません。

子どもと日々かかわる中での”ちょっとした受け答え”が大切になってきますので、自分の「子どもへの接し方」を振り返りながら読んでみてくださいね。

目次

「失敗」をおそれる「子ども」となる意外な声かけとは。

「子どもは、ほめて伸ばしましょう!」

なんて、言われますよね。

ここでは、「ほめて伸ばす」ことの是非については、深く語りません。しかし、「ほめる」という手立ては、子どもさんにとって大きな影響を与えるということは事実です。

子どもを「ほめる」と聞くと、「ほめ言葉」が思い浮かびますが、それだけではありません。

ある実験で、「教師が子どもたちに”ふせん”を使ってフィードバックをする」という研究がされました。その結果、「期待を伝えられた子どもの方が成績が伸びる」ということが確認されたのですが、その”ふせん”に書かれたメッセージは、本当にシンプルなものでした。

「あなたには、期待しています!」

という一言メッセージのみだったのです。

たった「一言」であったとしても、「何にも伝えられない子どもたち」よりも実力を伸ばしていったのですから、「ほめる」ということが、子どもたちにとって強い影響をもたらすことは間違いありません。

このように、子育てにおいて使いこなしたい「ほめる」という手立てですが、

「ほめ方を間違えると『チャレンジすることに消極的になる』。」

ということも知られています。

その「注意したいほめ方」について書いてきますね。

「失敗」することをおそれ、「チャレンジ」できなくなる「ほめ方」とは。

子育てにとってとても大切になる「ほめるスキル」ですが、

「『結果』や『才能』をほめることによって子どもはチャレンジに対して消極的になる。」

ことが知られています。

具体的な「ほめ言葉」として、

・100点なんてすごい!
・頭がいいね!
・合格するなんてあなたは才能があるのね!

このような「ほめ言葉」は、要注意。

テストの「結果」を取り上げてほめてしまったり、合格したことの「才能」を重視して強化してしまうと、子どもたちは知らず知らずにうちに、

「結果を出すことに価値がある。」

という学習をしてしまいます。

そのように学習した結果、

「新しいことへのチャレンジに対して消極的になる。」

という研究報告があるのです。

たしかに、「100点を取ればほめてもらえる。」という子どもの気持ちを考えると、

「なるべく100点を取りやすい簡単な課題を選ぼう。」

という考えになるのは当然でしょう。「失敗する確率が高まる新しいことへのチャレンジ」をさけるようになる気持ちも分かりますよね。

ちなみに、「結果や才能をほめる」ことのおそろしいデメリットも書き記しておきます。

なんと、

「『結果』や『才能』をほめることにより、カンニングのような『ちょっとしたずる』をしやすくなる。」

という報告もあるのです。

もちろん、「カンニングはよくない」と一般論で片づけるのは簡単ですが、考えてほしいのは、「カンニングに及んでしまった子どもの気持ち」

「100点のテスト」や「合格メダル」を望んでいる親御さんがいるという子どもの意識は、「何が何でも結果を出してやる」という気持ちになるでしょうし、「才能を信じてくれている親を裏切りたくない」というプレッシャーを感じていることも予想できます。

だからこそ、子どもを「ほめる」ときには、「結果」や「才能」を取り上げてはいけないのです。

「失敗」することを受け入れ「チャレンジ」できるようにする「ほめ方」とは。

では、「どのような子どものほめ方が効果的なのか?」ということについて書いていきます。

ずばり、

「『過程』や『努力』をほめる」

ということを意識しましょう。

具体的には、

・100点を取れたのは、テストの日までこつこつ勉強したからだね!
・目標に向かって毎日努力できるのが、あなたの素晴らしいところだよ!
・合格したのは、これまでの練習の成果だね!

という「ほめ方」が、子どもにとって最高の結果をもたらしてくれます。

このような「ほめ言葉」に触れることにより、

「努力することが素晴らしいことなんだ!」

という「学習」につながります。

さらに、このような「ほめ言葉」の有用性は、「失敗したとしても、ほめることができる」ということにあります。「結果をほめる」ことにこだわってしまうと、「結果が出なかったときにほめることができない」となってしまいますからね。

しかし、「過程や努力をほめる」ということは、「どのような結果となったとしてもほめることができる」というのが特徴であり、そのような「ほめ方」により、「失敗」の確率が高い「初めてのこと」に対して、

「うまくいかないかもしれないけれど、とにかくチャレンジしてみよう!」

という子どもの意欲を育てることにつながるのです。

「失敗してもがんばりを認めてもらえる」という子どもの頃の経験は、とても大切です。

ぜひとも、「結果」ではなく、子どもの「チャレンジ」を認めてあげる「ほめ方」を意識しましょう。

がんばったことに「ごほうび」を与えてはいけない理由とは。

・テスト100点だから、お小遣いゲット!
・あぁ、この点数じゃゲーム禁止だ。

このような”つぶやき”が、子どもたちから聞かれることがあります。

しかし、様々な研究により、

「がんばったことに対して『ごほうび』を与えてはいけない。」

ということが確認されています。

「大学生にパズルを解いてもらう」という実験を紹介します。

2つのグループに分かれた大学生たちは、「パズル」に挑戦しました。実験は3日間行われ、一方のグループの2日目にだけ「パズルを解いた報酬」が支払われました。

さて、「報酬」が払われたグループとそうでないグループ、どちらが「パズル」を楽しんだかと言うと、

「報酬が支払われなかったグループの方が、パズルに対して取り組む時間が長かった。」

という結果になったのです。

1日目は、両グループとも「パズル」に取り組む時間は変わりませんでした。

しかし、報酬が支払われた2日目は、「報酬が支払われたグループのパズルチャレンジ時間が増えた」のです。この理由は簡単で「解いたら報酬がもらえる」という気持ちが「パズル」に対してモチベーションを上げたのです。

しかし、3日目にその反動が待ち構えていました。なんと、

「2日目に報酬をもらったグループは、3日目には報酬がもらえないことが分かると一気に『パズル』に対して取り組む時間が少なくなった。」

ということでした。しかし、注目すべきはもう一方のグループ。

「3日間を通して報酬をもらえなかったグループは、徐々に『パズル』に対して取り組む時間が増えていった。」

というのです。

この実験から何が言えるのかというと、

「報酬を与えることにより、『知的好奇心』や『探求心』という本来の喜びが味わえなくなる。」

ということ。

大人の世界でもそうですよね。

「ずっと楽しいから続けていたことが、お金を得る『仕事』になったことによって楽しめなくなった。」

なんてことを聞くでしょう。

だからこそ、子どもたちが「試行錯誤を楽しめるような課題」に対しては、「ごほうび」を与えてはいけないのです。

子どもの「チャレンジ」を応援するために、親御さんにできること

ここまで「失敗をおそれずに進んでチャレンジできる子どもを育てるポイント」をまとめてきましたが、最後に「親御さんにできるフォロー方法」をご紹介します。

「努力すればできるようになる!」というマインドセットづくりを助けてあげる

子どもたちは、「できるようになりたい!」というマインドをもっています。

しかし、「思い通りにならない経験」や「他者との比較」にさらされる中で、「自分は、どうしてできないんだろう。」と自分の見方をネガティブにとらえてしまうことがあります。

スタンフォード大学心理学教授のキャロル・ドゥエックさんは、「2種類のマインドセット」があることを主張し、その「マインドセット」が様々な取り組みの成果に影響を与えることを実験により確かめました。

ドゥエックさんが主張した「2種類のマインドセット」というのが、

・「成長的マインドセット」→人間の能力は、努力することで成長する。
・「固定的マインドセット」→人間の能力は、生まれつき決まっている。

というもの。

「ほめ言葉」の章にも書きましたが、「結果や才能をほめる」という手立てをとってしまうと「固定的なマインドセットづくり」を助けてしまい、「あの子は、才能があっていいなぁ。」とあきらめモードに入ってしまうかもしれません。

大切なことは、「努力すれば能力を伸ばすことができる」というマインド(考え方)を親御さん自身がもち、そのマインドを子どもさんに伝えていくということなのです。

「チャレンジ」することを「子ども」に「選択」させる

活動をつまらなくする要因の1つに「やらされている感」があります。

「宿題」なんていうのは「やらされている感」の代表選手。

「やらないと怒られる。」というモチベーションの時点で、学習効果は期待できません。

しかし、ここに「進んでチャレンジできるヒント」がかくれています。

「私がやりたいと思ったから取り組んでいる!」という気持ちこそ、「進んでチャレンジする子ども」に必要不可欠なのです。

では、「自分から進んでチャレンジしているという意識をどのようにもたせるのか?」という問題ですが、それが、

「始める前に子どもに『選択』させる」

という手立てで解決することができます。

優秀なテニスプレイヤーを多く輩出しているテニススクール。フロリダ州西部にあるニック・ボロテリー・テニスアカデミーの事例をご紹介させてください。

全世界に星の数ほどあるテニススクールの中で、ボロテリー・アカデミーが子どもの実力を伸ばすことができるのかを調査した研究者いわく、

「他のテニスセンターと明確に違うのは、練習の質というよりも子どもの態度だった。」

と報告しています。
#才能の科学

とにかく、「子どもたちの意識が高い」というのです。

その意識の高さにより、一般の子どもだったら早々に投げ出したくなる「きつい反復練習」を耐え抜くことができているのです。また、意識の高さは、「食事の仕方」にも表れていたとのこと。

「食事は、楽しむものではなく燃料を補給する。」

という意識で「食事」にあたっていたのです。

このような報告から疑問となるのは、「なぜ、そこまでして子どもたちがテニスに没頭できるのか?」ということですよね。

もちろん、ボロテリーテニスアカデミーがたくさんの手立てを講じていることは自明の理でしょう。しかし、注目すべきは、テニスアカデミーに入る前のある手立て。

「ボロテリーテニスアカデミーの理念に対する署名を求めている。」

というところにありました。

この署名をすることにより、子どもたちは、

「ぼくは、精一杯練習をしてトップ選手になるんだ!」

という「主体的なチャレンジ」が成立するのです。

ときに、「努力していないこと」を伝えてあげる。

2つほどポイントを書いてきましたが、どちらにも共通しているのは、

「能力を高めたいのであれば、『努力』しなければならない。」

ということでしょう。

「そんなの当たり前でしょ?」と思われるかもしれませんが、すぐに結果を得られないような「勉強」、すぐに上達を感じられない「スポーツ」のようなことに「チャレンジ」し、こつこつ「努力」を続けるということは、簡単にできることではありません。

だからこそ、「続けられている」というお子さんの姿は「ほめる」に値します。

たとえ、その「チャレンジ」の中で「失敗」に出会ったのであれば、おおいに賞賛してあげましょう。

しかし、子どもは「失敗」を最初から望んでいる訳ではないでしょう。

「失敗したこと」により、「努力」へのモチベーションが低下することも考えられます。

そのような姿が明らかに見られたのであれば、ときに、

「『努力できていないこと』を伝えてあげること。」

もとても大切になってきます。

毎日”こつこつ”と取り組んできたがんばり屋さんであれば、きっと親御さんのアドバイスを受け入れ、再び「努力する」ことを受け入れ、さらに高みを目指して「チャレンジ」できるはず。

また、「努力の大切さは分かっているんだけど、なかなか行動できない。」というお子さんにも、この手立ては有効です。

「固定的マインドセット」になる要因として、

「『わたしは、がんばっているのにできるようにならない。』という思い込み。」

があります。

その「思い込み」の罠にハマらないためにも、

「”がんばっている”というのは、具体的にどれくらいの努力量なのか。」

ということを明確にしましょう。

「スケジュール表を作る」のも効果的ですし、「練習したことを紙に書き出す」方法でもよいでしょう。

とにかく、「自分の行動」を目で見えるようにすると、「もっとできることがある!」という気づきにつながります。

まとめ。

本記事では、「『失敗』をおそれる子どもが『チャレンジ』できるようになるために親御さんができること」についてまとめました。

大切なことは、

「自分の実力を伸ばすには、『失敗から学ぶ』しかない!」

でしょう。そして、

「『失敗』というのは、『チャレンジ』からしか得られない!」

という大前提があります。

「失敗しない環境で過ごす」ということは、子どもにとってとても居心地がよいものです。しかしながら、「過ごしやすい環境に身を置くことで成長のチャンスを逃してしまう」というデメリットもあるのです。

もちろん、「失敗をする」ということはこわいもの。しかし、もっとこわいのは、「失敗を乗り越えた経験がない。」ということではないでしょうか。

子どもの頃に獲得した「失敗を乗り越えた経験」は、この先の子どもの人生において”かげがえのない宝物”です。

ぜひとも、子どもさんが「変化の激しい時代をたくましく生き抜いていく」ために、「失敗」をおそれず「チャレンジ」できるようフォローしてあげてくださいね。

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