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【レジリエンス】「失敗」を「成長」につなげる方法。~「レジリエンス」を発揮するポイントとは~

子どもが遊んでいる写真
じゅん

「失敗」が怖くて「チャレンジ」できない。

みらい

「失敗」すると、なかなか立ち直れない。

「失敗」というのは、できれば経験したくないですよね。

しかし、親御さん的は、「失敗を乗り越えて成長してほしい。」という願いもおもちでしょう。大人であれば、「失敗した経験が何よりも貴重な価値になる」ということは見通しがもてるもの。

しかしながら、経験値の少ない子どもにとっての「失敗」は、もう「自分の世界が崩れていく」レベルの大事件としてとらえているのかもしれません。

そんな「大人」と「子ども」の間に大きな「ズレ」のある「失敗」について記事にしてみました。

なぜ、「失敗する」ことが怖いのか。
✅どうすれば、「失敗」を「成長」へつなげられるのか。
✅「失敗」を「成長」へつなげる具体的な方法。

「様々な経験をして成長してほしい!」と願いをもっている親御さんが子どもを応援するときに役立つ知識となりますので、ぜひとも読んでいただき、子どもさんにもシェアしてあげてくださいね。

目次

「失敗」からの「立ち直り」をじゃまする3つの「P」とは。

まず、知っておきたいのは、

「そもそも、なぜ失敗することが怖いのか。」

ということです。

答えは人それぞれだと思いますが、多くの子どもたちが抱く理由として一番多いのは、

じゅん

「失敗」したら終わり・・・。

と、決めつけてしまうことでしょう。

しかし、「失敗」というのは、むしろ「始まり」です。

「最初から何もかも全てうまくいくなんてことはない。」ということは、大人であれば経験から理解することができますよね。

しかし、経験値の少ない子どもたちは、「失敗」を必要以上に重く受け止めてしまいがちです。

そんな子どもさんをもつ親御さんに知っておいてほしい内容をまとめました。

というのも、今から話題とする「3つのP」の存在を知っているだけで、「大人も子どもも立ち直りが早くなる」ということが、多くの研究から確認されているのです。

そう、「ネガティブを避けるのではなく、どう乗り越えるかが大切」なのです!

心理学者のマーティン・セリグマンさんは、人が「失敗や挫折にどのように対処するか」を長年研究し、苦難からの立ち直りを妨げる「3つのP」を明らかにしました。それが、こちら、

✅自責化(Personalization)
✅普遍化(Pervasiveness)
✅永続化(Permanence)

の3つです。

では、次章にて、ざっくりと解説していきます。

「失敗」からの「立ち直り」をじゃまする「自責化」とは。

まずは、「自責化」から見ていきましょう。

「うまくいかなかった。」という「思い」は、「自責の念」にかられることにより、大きくネガティブ方面にふくらみます。

「自分が悪いのだ。」と自分を責めてしまう思考が、立ち直ることをじゃまするのです。

もちろん、「全部あいつのせいだ!」とするのもどうかと思いますが、全てを抱え込もうとするのは問題です。

ここは、一旦落ち着いて冷静にふり返ってみましょう。

きっと、「責任」というものは、全て「一人」にのしかかってくるものではありません。たとえ「失敗」という結果になったとしても、それぞれが、少しずつ責任を負う部分はあるのではないでしょうか。

1つずつ「誰の責任なのか」を明らかにする必要はありませんが、「自分だけの責任」と思いすぎないようにすることも大切なのです。

「失敗」からの「立ち直り」をじゃまする「普遍化」とは。

次に、解説するのは「普遍化」です。

ざっくり言うと、「この出来事が人生の全てにおいて関係する」という思考に陥ることを言います。

「だめだ。もう、全て終わった。」なんて嘆き方がぴったりでしょうか。

大好きな彼女と離れなければならなくなり、「もう僕の世界は、モノクロになってしまった。」「きっと、心から笑える日々は二度と訪れないだろう。」みたいなこと。

「恋愛」という1つの出来事のネガティブが「人生全般」を暗くしてしまうように考えることを「普遍化」と言います。

ここでも、一旦冷静になって考えましょう。

確かに、彼女との楽しい日々は戻ってこないかもしれません。しかし、これまでの僕たちの祖先は、多くの出会いと別れを繰り返しつつ、繁栄を続けてきているのです。

ここまで思考を飛ばすとさすがに大げさに聞こえますが、それくらいのふり幅で考えることで、「レジリエンス」を発揮することができるのです。

「普遍化」の怖さは、「一部を全部ととらえること」です。

「普遍化」の罠に取り込まれないよう、広い視野をもって「レジリエンス」を呼び起こしてくださいね。

「失敗」からの「立ち直り」をじゃまする「永続化」とは。

最後にご紹介するのは、「永続化」です。

これも、読んで字の通り、「一時的なネガティブが永遠に続く」という思考に陥ってしまう罠を言います。

さきほど登場してくださった、彼女にフラれた彼は、もしかすると「普遍化」とともに「永続化」にもとらわれているかもしれません。

簡単に言うと、

「もう二度と恋なんてしない。」

と思ってしまうような状態とも言えます。

確かに、あれほど理想的な彼女が自分のもとを去ってしまったのは受け入れがたい事実です。

しかし、その受け入れがたいネガティブ感情が、これから永遠と続くことはあり得るでしょうか。

いや、あり得ません。

嬉しいのか、悲しいのか、人間の感情は、常に「通常モードに戻っていく」という特性をもっています。

どれだけ強いネガティブ感情も、残念ながらポジティブ感情でさえ、時間とともに「通常モード」にもどっていくでしょう。

強いていのなら、「ポジティブより、ネガティブの方が継続しやすい」ということは言えます。

しかし、いくらなんでも「永遠に続く」ことはあり得ません。

といったところで、悲しみに暮れる彼を立ち直らせることは難しいかもしれません。

肩に置いた手を振り払われ、「ほっといてくれよ!!」と叫ばれたのなら、しばし時間をあげましょう。

そう、彼には「時間」が必要なのです。

このように、僕たちはどんな「ネガティブ感情」から立ち直ることができるのですが、人によっては、この「3つのP」にとらわれてしまう可能性があります。

そんなことを知っていると、落ち込んでいる子どもさんを目の前にして、少しだけ冷静に対応できるでしょう。

そして、何より大切なのは、ご自身がこの「3つのP」にとらわれないように対策をとることでなのです。

【まとめ】「失敗」からの「立ち直り」をじゃまする3つのPとは。

ここまで、とらわれてはいけない「3つのP」についてご紹介しました。

ちなみに、「そもそも、レジリエンスが高いと良いことがあるのか?」と不思議に思った方もいらっしゃると思いますが、もちろんあります。

もちろん、「自分の人生の幸福度を上げることができる」という素晴らしさがあるのですが、もっと言うと、

「レジリエンスが高い人は、周囲にもポジティブな影響を与える。」

という「周囲への影響」もあることが分かっています。

「レジリエンスの高い教師は、指導力が高く、より効果的な授業を行い、生徒の成績もよかった。」

というから、ないがしろにはできません。

ぜひとも、子どもさんが「レジリエンス」を発揮できるようサポートしてあげてくださいね。

「レジリエンス」を発揮するための「4つのポイント」とは。

ここまで、「失敗」からの「立ち直り」をする「3つのP」について書いてきました。

その強敵を乗り越えた上で、次に意識したいのは、

「レジリエンスを発揮させる方法」

です!!

早速、「4つのポイント」をご紹介します。それが、

コントロール感
✅失敗から学ぶ精神
✅自分を認める気持ち
✅他人と分かち合う強み

の4つでございます。

長い人生において、どのようなピンチにおちいったとしても、上記のポイントさえ理解していれば、絶対に立ち直ることができるのです。

では、早速この「4つのポイント」について見ていきましょう。

「レジリエンス」を高める「コントロール感」とは。

1つ目の「コントロール感」を一言で言い表すのであれば、

「どんなピンチでも、『自分の行動』でどうにかできる。」

という気持ちのことを言います。

「自分のコントロール次第で何とでもできるぜ!」という見通しがあることにより、ピンチはときとしてチャンスになり得るのです。

「レジリエンス」を高める「失敗から学ぶ精神」とは。

これも、題名から察していただけるでしょう。

かの有名な発明家も「1万回うまくいかないと確かめただけだ。」と言い切ったと言われているように、「失敗」なんてものは、あってないようなものなのです。むしろ、

「失敗として認めてしまうことにこそ問題がある。」

のであり、世に出ている多くの成功者と呼ばれる人たちは、

「失敗したのではなく、実験で確かめた!」
「うまくいかないということが分かったから前に進んだ!」

というように、思い通りにいかなかったことを肯定的に受け止めているのです。

子どもさんが、「うまくいかなかった。」と訴えて悲し気な顔をしていたとしても、「うまくいかなかった原因は何だい?」といつも以上に優しく問い返し、子どもさんがしっかりとその要因を受け止めているのであれば、「それなら、今回うまくいかなかったところを直せば大丈夫だね!」ととびっきりの笑顔で励ましてあげればよいのです!

「レジリエンス」を高める「自分を認める気持ち」とは。

ここら辺から若干ややこしくなってきますよ。

何を隠そう、「自分を認める気持ち」をもってさえいれば、子ども、大人関係なく、「悩み」なんて生まれてこないかもしれないのです。

多くの「ネガティブ」は、「自分に対して辛く当たっているから生まれる」と言われています。

もしも、「自分って、まぁ、いろいろあるけど、いいやつだよな!」と自分を心の底から認めていると、「失敗して落ち込む」ということも長くは続きません。

だって、「自分のよさを全部ひっくるめて認めている」のですから。

だからこそ、親御さんがすべきことは、

「確かに、うまくいかないこともある。でも、それを上回るくらいあなたには、素晴らしいところがあるじゃない。」

と、「自分の全てをひっくるめて認めること」をアドバイスしてあげることなのです!

「レジリエンス」を高める「他人と分かち合う強み」とは。

最後の「強み」についても、がっつりまとめた記事がありますので、深く知りたい方は、こちらをどうぞ。

ざっくりまとめるのであれば、

「自分は、誰かの役に立っているという気持ち。」

は、レジリエンスを爆上げしてくれます。

様々な研究で確かめられていることの1つとして、

「困っているときこそ、誰かの役に立つことが大事。」

と言われていますよね。

自分が落ち込んでいたり、焦っているときこそ、誰かのために行動すると、

「あれ、俺ってもしかして、結構余裕あるかも。」

と、落ち着きを取り戻して、仕事の効率が上がるということは広く知られています。

「自分の強みを誰かと分かち合う」ことで、落ち込んだ状況から立ち直るきっかけをつくることができるのです。

【まとめ】「レジリエンス」を発揮する「4つのポイント」とは。

ここまで紹介してきた「4つのポイント」を後押しする素晴らしい情報を最後に書き留めておこうと思います。それは、

「リスク児童」を30年に渡って追跡調査した実験から得られたことです。

ちなみに、リスク児童というのは、「家庭環境によって、様々なリスクにさらされる危険性の高い児童」のことを言います。

彼らは、青年期・成人期には、貧困やアルコール乱用、精神疾患などのリスクに3人に2人が深刻な問題を抱えるという調査結果だったのです。

しかし、「4つのポイント」をもっている子どもは違いました。なんと、

「どんな困難な状況にあったとしても、3人に1人が犯罪歴や精神衛生上の問題とは無縁の有能で自信と思いやりに満ちた大人に成長した。」

というから希望がもてますよね。

そう、「4つのポイント」をもって問題に立ち向かうことを覚えた子どもたちは、どのような環境で育ったとしても、「自信」や「思いやり」をもって成長できるということなのです!!

「失敗」から「立ち直る」かんたんな方法とは。

さて、「レジリエンス」の発揮方法を知っていただいたところで、芽生えてきたのは、

じゅん

そう言われても、いつも笑って楽しく過ごすなんてできない。

というちょっとやさぐれた感想ではないでしょうか。

僕たち人間は、大げさにいえば「ネガティブ感情のおかげで生き抜いてこられた」とも言えます。

そう、人間と「ネガティブ」は、運命共同体。切っても切り離せない相棒なのです。

しかし、できる限り距離をとっておきたい。

そんなあなたのために、お手軽で効果絶大な「ネガティブ解消法」を解説します。

実は、「ネガティブ感情」から立ち直るには、

「紙に書き出す!!」

という方法が一番なのです!

いや、一番は言い過ぎかもしれません。

しかし、効果的です。

あなたも、きっと聞いたことがあるはず。

「毎日、日記をつけると心が落ち着く。」

みたいなこと。
#ちなみに、「毎日は書きすぎ!」という研究もある。

これは、理に適っていて、「自分の今の状態を言語化することは、自分を客観的に見ることにつながる」からこそ、効果的なのです。

例えば、前回からお世話になっているあの彼を呼び出すと、

「大好きだった彼女にふられたから、二度と恋愛はできない。」

という素直な「今」の気持ちを書き出してみます。

もちろん、様々な気持ちがとめどなくあふれだすでしょう。白い紙が真っ黒くなるほど書き進めてください。

ひとしきり書き出したのなら、その書き出したことが「間違っている根拠」を書いていきます。

「彼女とは、もう戻れないかもしれないけれど、別の人を好きになる権利はある。」

みたいな感じ。

すると、「自分がどれだけ偏った見方にとらわれているのか」ということが客観的に見えてきますよね。

そう、これが大事。

先ほども話題とした、「コントロール感」が働いていることが、もっとも大切なことなのです。

このように、紙に書き出すことにより「自分がしばられている偏った見方」を明らかにするとともに、「その思考を打破する方法を自分で選択する」ことにより、「ネガティブ感情」を乗り越えることが可能なのです。

「紙に書き出す方式」の別の使い方とは。

「紙に書き出す」ことをひたすらおすすめしてきましたが、もう1つ別の方法もご紹介させてください。

それが、「感謝していることを書き出す」という方法です。

ある心理学者の実験がおもしろいのでご紹介します。

実験の参加者を3つのグループに分け、それぞれテーマに沿った内容を5つ紙に書き出してもらいました。

1つ目のグループには、「感謝していること」を。2つ目のグループには、「わずらわしいできごと」。3つ目のグループには、「日常的なできごと」を列挙してもらったのです。

さて、気になる結果は・・・。もうお分かりですね。

9週間後にくらべてみると、

「感謝グループ」は、他のグループよりも幸福度が優位に高く、健康上の問題も少なかった。

というのです。

この実験が示唆することは、

「どのような状況においても、『感謝できること』を思い出すことによってより幸福で健康になることができる。」

ということです。

このように、「今日1日を振り返って、感謝していることベスト5」をテーマとして紙に書き出すことを続けると、幸福度が上がっていく可能性があるのです。

気を付けるべきは、逆もあり得ると言うこと。どんな状況におかれていても、「感謝の気持ち」がない場合は、幸福度から見放されてしまうかもしれないので注意です。

まとめ。

本記事では、「レジリエンスを発揮すれば、人生が充実する!」という内容をまとめました。

もちろん、最初から「レジリエンス」を使いこなして、どんな境遇も勇ましく切り開いていくなんてことはできません。

そこには、経験値が必要ですからね。

では、その「経験値」をどのように上げるのか。

それは、「チャレンジ」しかありません。

しかし、「チャレンジ」には、「思い通りにいかない」という結果もついてきます。

そんなときこそ、親御さんのサポートも含め、「レジリエンス」を呼び起こしましょう。

そして、「立ち直ることができた」という「経験値」は、次なる「チャレンジ」の原動力になると共に、子どもさんの成長にもつながるのです!

📚参考文献📚
#OPTION B

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