あれほど変化のなかった教育界に、今、変化の波が押し寄せています。
この大きな変化は、「学校」に馴染めなかった僕のような子どもたちに対して、明るい兆しでしょう。
というのも、「学校に行かないと勉強ができない。」という時代ではなくなりつつあるからです。むしろ「学校に行くか行かないか。」を選択できる世の中になっていくのではないかと個人的には予想しています。
もちろん、「学校は、勉強をする場所」という認識は根強いですが、じゃあ、「正しい勉強法を提供しているか。」「一人一人の個性に合わせた勉強法を提供できているか。」と問われたら、そうとも言えない部分は多々あります。
むしろ、一人一人の個性を伸ばすのであれば、「ホームスクーリング」の方が、効果的なのではないかとすら思います。
ただ、「学校に行く」ということにも子どもさんにとってメリットがあるので、一概に「学校教育」か「ホームスクーリング」かと言われたら、子どもさんの特性と目的によるとしか言えませんが。
ただ、「勉強」をするという目的を叶えるのであれば、多様な方法が選択できる社会になったことは確実です。
そこで、本記事では、「ホームスクーリング」を実践する上で、「勉強効率を上げる正しい勉強法」を紹介します。
ぜひとも、子どもさんと「学習内容」だけでなく「方法」や「環境設定」についても話し合い、子どもさんにぴったりの「勉強法」を考えてみてくださいね。
👇「ホームスクーリング」に適した「環境づくり」が知りたい方はこちら。

【勉強効率】を上げるおすすめ3ステップ「勉強法」
子どもさんにも一人一人個性があるのは当然ですよね。だからこそ、「勉強法」というのも多種多様。しかし、だからと言って、自分の勉強法が効率的かと言われたら、客観的に見ていかないと分かりません。
「じゃあ、どうしたらいいの?」という疑問にお答えします。
科学的に確かめられている勉強法は、いくつもありますが、3ステップに凝縮してみました。
新しい問題に挑戦する際、テキストに書かれている「解き方」をチェックして解き始めることが多いと思います。しかし、まずは、既存の知識を総動員して「予想」してみることが何よりも大切なのです!
勉強をして分かったことがあると、「満足感」が得られますよね。しかし、そこで満足していてはいけません。「分かったこと」は、もう一度、自分なりに整理してまとめることが知識の定着につながるのです!
「復習」の大切さは、説明するまでもありませんよね。人間は、忘れていく生き物。そこに抗うことはできません。しかし、「忘れた!」と実感してもう一度思い出すことが、何よりも効果的な勉強なのです!
この3ステップを意識することで、やみくもに努力をして効率を下げるのを防ぐことができます。
気を付けてほしいのは、「子ども自身は正しい勉強法を知らないまま勉強している。」ということと、「親御さんや先生が自身の経験に基づいてアドバイスすることが正しくない勉強法かもしれない。」という点。
ぜひ、ご自身の経験則ではなく、科学的に根拠のある「勉強法」を子どもさんには教えてあげてください。
では、次章から、詳しく解説していきます。

【ステップ1】とにかく「自分」で解いてみる。
言わずもがなですが、勉強の楽しさは、
「自分の好きな問題に好きなだけコミットできる。」
ことですよね。
そんな「勉強」ができたらどれだけ幸せだろうと常々思っているのですが、そうともいかないのが、現代社会のおそろしさ。学校では、既存のカリキュラムがあり、45分という時間で区切られながら先生側からどんどん課題が投げられているという状況です。
そんな状況では、学習に対して「受け身」になってしまうのは、もはや仕方のないことでしょう。しかし、「ホームスクーリング」のように、時間をコントロールできるという最強のメリットを得たのであれば、「主体的な学習」、「本当の意味での学び」を実現できると思いますので、ぜひ、ステップ1に挑戦してみてください。
では、改めて「自分で解くこと」のメリットはなんなのか。ポイントをまとめるとこちら。
「自分で解く」ことのメリット
- 勉強に対して「主体的」になる。
- 「自分」が「知っていること」「知らないこと」が分かる。
- 「体験」したり「調査」したりする経験が記憶の定着を助ける。
- 「予想」が、「合っていた」「違った」という経験が記憶の定着を助ける。
この4つのポイントについて詳しく解説していきます。
勉強に対して「主体的」になる。
まずは、勉強における前提の部分です。
#マインドセット~やればできるの研究~の著者であり、スタンフォード大学心理学教授のキャロル・ドゥエックさんによれば、
「努力すれば、自分の実力を伸ばすことができる。」
という「気持ち」が実際に勉強効率を上げるということが分かっています。
逆に、「自分の実力は、努力して変わらない。」とか「生まれつき才能がないんだ。」と「思い込む」ことによって、実際に実力が伸びていかないということも示唆されました。
ということは、勉強効率を上げるには、「指示されてしぶしぶ取り組む」より、「勉強したい!」という思いで「自分から取り組んでいる」、言わば「主体性」が必要不可欠なのです。
「では、主体性はどのように引き出せばよいのか。」という問題になるのですが、大切なのは、
「コントロール感」
なのです。
もっと言うと、
「自分で選択し、自分で方法を決定し、自分で好きなだけ取り組む。」
という「自分主体の勉強法」と言ってもよいでしょう。
#モチベーション3.0の中で、「内発的動機付け」とダニエル・ピンクさんは論じましたが、やはりカギになるのは、
「学習の主役が子どもであること。」
なのです!!
これが大切だと分かっていながら、「公教育」では提供しにくいというのは否めません。
その理由は、基本単位が「集団」であること。一人一人の価値観や特性が違っていることは、重々承知しているのですが、だからと言って、「一人一人違う学習を進めましょう。」とはできないところにデメリットがあります。
しかし、そのデメリットを「ホームスクーリング」は埋めることができるでしょう。
「学ぶ『内容』や学ぶ『方法』、そして学ぶ『時間』を子どもに委ねることができる。」
というのは、「学びのコントロールを子どもに任せることができる。」と言えます。
これこそ、本当の「勉強」を実現できる「ホームスクーリング」ならではのメリットなのです!
「自分」が「知っていること」「知らないこと」が分かる。
勉強へのマインドセットをつくったところで、実際の勉強法にうつっていきましょう。
新しい問題を「自分で解く」ことのメリットの2つ目は、「自分理解が深まる」というところにあります。
というのも、「勉強」とうのはおそろしいもので、往々にして「知っているつもり!」になってしまうことがあります。しかも、「勉強に主体的に取り組むがんばり屋さんほどハマりがち。」という特徴があります。
そう、勉強をして知識を得れば得るほど、「何でも知っているぜ!」となってしまうということです。
この「知ってるつもり」になってしまうところが「勉強の罠」なのです。
しかし、「新しい問題」というのは、「知ってるつもり」にはなれませんよね。
だからこそ、「自分の実力を明確に知ることができるチャンス」なのです。
解説を読む前に、「新しい問題に対して自分が獲得している知識の中で役立つことはないか。」「これまで勉強してきた知識をどうにか使えないか。」という考える時間を確保することで、図らずともより深い勉強につながるのです。
しかも、この過程を経ることで、
「自分は、何が分かっていて、何が分かっていないのか。」
を改めて実感することができます。
勉強というものは、「自分の実力を正確に見極めて対策を取る。」ことで、着実な実力アップにつながります。
だからこそ、「新しい問題に対してとにかく『今の自分の実力』でチャレンジしてみる!」ということが効果的な勉強法につながるのです。
「体験」したり「調査」した経験が記憶の定着を助ける。
より、具体的な「勉強法」を深掘りしていきましょう。
3つ目のポイントとしては、「体験」や「調査」を取り入れるということです。
これも、学校教育で「大切」と言われながらも、なかなか充実させることができないことの1つです。しかし、「ホームスクーリング」では、「体験」や「調査」をより柔軟に取り入れることができるでしょう。
そのメリットを最大限に活用して、より「具体的な勉強」を実現し、子どもさんの知識の定着に生かそうではありませんか!
若干話は変わりますが、「アメリカ国立訓練研究所」による「ラーニングピラミッド」をご存じでしょうか。
ざっくり解説すると、「勉強の仕方で、記憶の定着率が変わる。」というものを可視化したピラミッド型の指標です。
そのピラミッドを見ていただけると分かりやすいのですが、最も効果的な勉強法としては、「他者に説明すること」とされ、その定着率は、「90%」という驚異の数字です。
そして、その次に定着率が高いのが、なんと、
「体験活動」
なのです。
気になる定着率は、「75%」とさすがとしか言いようがありません。
これらのデータから分かるように、「体験的に勉強したこと」や「主体的に調べて『分かった!』」という経験は、記憶への定着を助けてくれるのです!
「予想」が「合っていた」「違った」という経験が記憶の定着を助ける。
さて、「自分で解く」ことの効果も最後のポイントとなりました。
4つ目におすすめする「勉強法」は、「予想をする」ということです。
これは、学校教育でも大切にされ、実践されているでしょう。しかしながら、「なぜ、大切なのか。」については、あまり語られません。
そこで、その「大切さ」をまとめておきます。簡単に言うと、
「予想をすることで、『合っていた!』とか『予想と違った!』というように感情が揺れ動くから。」
なのです。
3つ目の「体験を取り入れる」にもかかわってくるのですが、人間は、「感情が動いた経験をより強く記憶する。」という特性があります。
あなたも、日常生活の平坦な出来事よりも、「嬉しい」、「悲しい」といった「感情が動いた記憶」や、「衝撃的な出来事」の方が、忘れることなく思い出に残っていることでしょう。
このように、人間は、「感情が揺れ動いた瞬間のことは、記憶しやすい」のです。
ということは、学習の中で「やった!予想が合ってたそ!」とか「えっ!予想が外れた。意外!」という瞬間をつくり出すことが、「勉強内容を記憶に定着させるコツ」なのです。
また、「予想する」という行為は、「勉強への主体性」の部分にも深く関連します。興味がないことには、「予想」するような「主体的なかかわり」は起こり得ませんものね。
だからこそ、「新しい学習」に入る前に、「あなたはどう考える?」のと問いかけ、「自分なりの予想」をもって学習を始めることが大切なのです。

【ステップ2】「分かったこと」を「自分」なりにまとめ直す!
ここまでは、「勉強の心構え」から「スタート方法」までを書いてきました。
ステップ2では、「勉強内容をより効率的に吸収する方法」について焦点化してまとめていきます。
そこで、おすすめしたい「勉強法」が、「自分なりにまとめ直す」というもの。そのメリットをまとめるとこちらのようになります。
「自分」なりにまとめ直すことのメリット
- 「分かったこと」、「分からないこと」が「自分」で分かる。
- 「あいまいな部分」の「理解」を深めることができる。
- 次回の作戦を立てることができる。
では、この3つのポイントについて解説していきます。
「分かったこと」、「分からないこと」が「自分」で分かる。
これは、ステップ1ー2でも出てきているので、もうお分かりでしょう。
ちなみに、「なぜ、同じような項目が出てきているのか。」ということですが、これは、「勉強」に取り組む際に絶対覚えておきたいことなので、ここに記しておきます。
「勉強とは、自分の『知らない』、『分からない』を自分で理解して、『分かった!』に変えていく活動。」
だからです。
「何を当たり前のことを堂々と!」と言われそうですが、「勉強」の本質というものはそうでしょう。
だからこそ、今日の勉強で学んだことを自分なりにまとめる過程が大切になってきます。
その過程において、「知っているつもり」を見極め、「自分の知らない」に気付いて、そこを攻めていく。このサイクルを勉強と呼ぶのであれば、やはり、自分が「まだまだである部分」に気付くことができなくては始まらないのです。
「あいまいな部分」の「理解」を深めることができる。
この過程も、ほぼほぼ続きです。
「自分なりまとめ」をして、「分からない」に気付いたのなら、そのまま放っておくことはできませんよね。
「分からない」なら、「分かるようにする」ということが「勉強」ですから、このタイミングで理解を深めようではありませんか。
ここで、理解を深めることに役立つ「精緻化」というテクニックをご紹介します。
「精緻化」というのは、ざっくり言うと、
「複雑な内容を、自分の既存の知識や生活経験、過去の体験などとくっつけること。」
を言います。
「難しい事象を理解するのであれば、自分がイメージしやすいことに落とし込んでしまう。」
と言ってもいいでしょう。
これは、勉強界では教師たちによってよく使われるテクニックです。
単に難しい「単語」や「事象」そのまま暗記してもらうより、その「単語」や「事象」が出てくる例題を出して、「こんな使い方があるよ。」と具体的なイメージにまでつなげる方法です。
おすすめの「精緻化方法」は、「親御さんと会話をする中でつくりあげていく。」という方法です。先ほど触れた「ラーニングピラミッド」でも実証されているように、「知識を説明することが、勉強効率を上げる最大級の方法」です。だからこそ、新しい知識を学んだのであれば、その知識について「子どもさんが親御さんに説明をする。」という時間の確保をおすすめします。
その説明の中で、説明できないことがあれば、親御さんから、「それって、ここで使われているシステムだよね。」とか、「今説明してくれたことって、こういう使い方もあるよ。」というように、親御さんの知識とくっつけて子どもさんに投げかけてあげることも非常に有効ですので、ぜひとも、お試しください。
次回の作戦を立てることができる。
さて、ステップ2も最後のポイントになりました。
先ほどから、繰り返し述べているので、「さすがにしつこい!」と言われそうですが、心を鬼にして書いておくと、
「勉強の本質は、自分の『分からない!』に気付いて、『分かる!』にすること。」
です。
そして、その「分かる!」を「精緻化」しながら振り返っていく過程で、また「分からない。」が出てきて・・・。
と進んでいくのです。
ということは、学習の最後は、「次回は、どうしよう?」という作戦を立てて終わることが望ましいのです。
もっと具体的な「勉強法」を書いておくと、
「勉強の最後に、『ふり返り』の時間を設ける。」
ということを強くおすすめします。
これも、学校教育で重視されていることなので、子どもたちにはお馴染みでしょう。
そして、この「ふり返り」を充実させることで、「学習効率はぐっと上がる」と言えます。
「そうは言っても、何をふり返ればいいのか・・・。」と途方に暮れてしまう方は思い出してください。
- 今日の勉強で「何が分かった」のか。
- 今日の勉強で「何が分からなかった」のか。
- 次回の勉強で「必要なこと」は何か。
- 次回の勉強を「よりよくするため」には、何が必要か。
このような項目でふり返りましょう。
このように、「自分の進歩」をふり返り、「次の進み方を描くことができる力」は、現代を生き抜く子どもたちにとって、必要不可欠な能力なのです。

【ステップ3】忘れたころに「復習」する。
さて、おすすめ「勉強法」も大詰めになってきました。
ステップ3でご紹介するのは、何と言っても大切な「復習方法」です。
「勉強をしたら復習をしないといけない。」というのは、誰もが知っていることでしょう。
学生時代に苦しんだ「テスト勉強」なるものも、簡単にいうと「復習」ですものね。
では、勉強したことの定着を助けるおすすめ「復習法」のポイントは、こちら。
勉強内容の定着を助ける!おすすめ「復習方法」。
- あえて間隔をあけてクイズをする。
- 反復練習は、ほどほどに。
- あえて「違う内容」を交互に復習する。
この3つのポイントについて解説していきます。
間隔をあけてクイズをする。
突然ですが、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスさんが提唱した「忘却曲線」というのはご存じでしょうか。
悲しいかな、僕たちは「勉強したことを次の日には、半分以上忘れてしまう。」という特性があるのです。
もちろん、勉強の内容や方法によって忘れ方は変わってきますが、勉強したことを絶対に忘れないということは、不可能な話なのです。
だからこそ、「思い出す」という工程が必要になり、「思い出すことによって、より強く記憶に定着していく」のです。
しかし、「とにかく毎日練習しろ!」とスパルタ根性論で押し切ることはありません。
「では、勉強したことを再び復習するタイミングはいつか。」ということなのですが、題字にもある通り、
「あえて、間隔をあけることが大切。」
と言われています。なぜか、
「忘れているタイミングで復習することにより、記憶への定着率があがるから。」
なのです。
ということは、「朝勉強したことをもう一度午後やる。」ということは、無駄ではありませんが、効率で言えば今一つ。正しくは、3~4日後に、もう一度チャレンジしてみる方がよいでしょう。
その際に、大切なことは、
「うぁ~思い出せない!」
という経験をすること。そう、「思い出せなくて身もだえる瞬間こそ、価値がある。」のです。
そして、思い出せなくても大丈夫。もっと言うと、「答えを確認して解き直してもOK!」です。
「答えを見直したら意味ないんじゃないの?」と疑問をもたれた方もいらっしゃるとは思いますが、よいのです。「思い出せない。」という経験をしたら、しっかりと答えを確認して「そうだった!」と納得までつなげてください。
このような「復習方法」を繰り返すことにより、僕たちの脳は、覚えたいことを覚えていくのです。
さらに、「復習」の取り組み方も、「プレテスト」のような大げさなものでなくても構いません。そう、わきあいあいと「クイズ」程度で大丈夫です。
もちろん、「テストがしたい!」のであれば、構いませんが、準備する親御さんの手間もありますからね。そう考えると、日々、簡単なクイズを出してあげて、それに解答するというやり取りを繰り返し、週に1回は、「復習テスト」というような感じで計画を立ててみてくださいね。
反復練習は、ほどほどに。
さて、ここまで「おすすめ勉強法」と題して進めてきましたが、「おすすめしない勉強法」も書いておきます。その代表選手として、
「反復練習」
を、話題とさせてください。
よく、「できるまで繰り返しやりなさい!」という勉強法を実践されている方もいますが、効率がよいかというとそうでもありあません。もちろん、繰り返すことでできるようになっていくのですが、その記憶が「短期的なものになりがち」というデメリットもあります。
そして、「できたつもり!」になってしまうという大きなデメリットもあるので注意です。
「勉強」について理想をいえば、「テストのための勉強」ではなく、「使いたいときに引き出せる知識」として定着させておくおことが理想ですよね。
だからこそ、反復練習ではなく、「時間をおいた復習勉強法」をおすすめします。
あえて「違う内容」を交互に練習する。
「おすすめ復習法」の最後にご紹介するのは、「交互練習法」です。
これは「反復練習の闇」にもかかわってくるのですが、
「勉強した内容をばらばらにして復習をしてみる。」
という方法です。
「なぜ、そんなことをする意味があるのか?」という疑問が聞かれそうですが、ずばり、
「余計な手立てを使わずに、純粋に理解できているかを試すため。」
と、言わせてください。
誰しもが経験ありだと思うのですが、問題集を解いていくと、「だいたいのお決まりパターン」に気付くでしょう。
特に算数は、「分数のかけ算」と題名がついていると、立式に手こずる文章題でも「あぁ、かけ算の式を作ればいいのね。」と予測できてしまいますよね。
そして、テスト本番で文章しか手がかりがないと、「あれっ、これはかけ算か、いやわり算。いやかけ算?」となってしまうということは”あるある”でしょう。
だからこそ、「同じ系統の問題をひたすら解いていく。」という勉強法はおすすめできません。
特に、「理解度」をチェックするような重要な局面では、やはり、「交互問題」がマストです。
「この問題は、何を問われているのか。」をしっかりと見極めて解答していくという癖をつけられるよう、様々な系統の問題を交互に出すことがおすすめです。
親御さんにとってみれば、一手間加える必要性がありますが、「何ができて、何ができないのか。」を明確にするためにも、この一工夫で子どもさんの「勉強効率アップ」を支えてあげてくださいね!
まとめ。
本記事では、「ホームスクーリングでも簡単に実践可能な勉強法」を3ステップで解説してきました。
もちろん、子どもさんの特性によって、全ての方法がぴったりという訳ではないでしょう。
しかし、「勉強」というのは、誰しもがチャレンジしたことがあるだけに、「自分の勉強法が正しい」と無条件に「思い込んでしまう」というデメリットがあります。
もちろん、「自分の勉強法」なので、それが「自分に合っていた」と言えばそれまでなのですが、
「その勉強法が、他者に合っているのか。」
「本当に、その勉強法がベストなのか。」
と、問われたら何とも言えないのが正直なところでしょう。
だからこそ、客観的に効率が上がると実証されている方法を試す価値があるのです。
ぜひとも、「実践して改善していく!」というまさに「勉強精神」で、お子さんにぴったりの「勉強法」を見つけてみてくださいね!!
📕参考文献
👉今までの常識にとらわれず、本当に効果的な勉強法を知りたい方必読の書。
👉圧倒的不利な状況から、学習効果を上げて大逆転するストーリーが掲載されています。
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