「勉強」には、「本」という相棒が欠かせません。
「本の内容にじっくり浸る」という「読書」と違い、「調べ学習」のような「勉強」では、「目的の情報を獲得する」という意味合いの方が強いですよね。
そんな目的を達成するための「本」を使用したおすすめ「勉強法」を3つご紹介します。
ぜひとも、読んでいただき、子どもさんの「勉強効率」をアップしてくださいね。
子育てのスキマ時間に本を聴いて楽しむ – audiobook.jp
「本」を使用したおすすめ【勉強法】①~目次から予想する~
「本」を使った「勉強法」として、まず最初にご紹介したいのは、
「戦略の立て方。」
です。
調べ学習の場面を想定してみましょう。
「何かしらのテーマが出され、そのテーマに沿って調べていく。」
ということは、じっくり本の内容に浸るのではなく、「適切な情報を見つけ、内容を理解する」ことが求められます。
しかし、「理解」のフェーズに進むまでにはいくつかのハードルが待ち構えています。その1つは、「ほしい情報が掲載されている本の発見」でしょう。
世の中に星の数ほど存在している本の中から、「自分の知りたい情報」を掲載した本を探すわけです。
ある程度は簡単で「本の題名」から予測することができますよね。
実は、内容に入っていく時が勝負なのです。
そう、1ページ目からご丁寧に読み進んでいくと暮れてしまいます。
では、どうすべきなのか。
おすすめは、
「目次から自分がほしい情報がどこに掲載されているのかを予想する。」
という行程です。
これをするかしないか。知っているかいないかで、「勉強効率」が変わってくるでしょう。
さらに、この行程には、副次的な効果があります。それは、
「目次からねらいを定めることができるということは、自分が探している情報が明確になっている。」
ということですよね。
調べ学習見習いの子どもさんは、まず「何を調べるべきなのか。」がよくわからないまま本を探している場合があり得ます。
まずは、「何を調べるのか。」を明確にすることで、「本」という素晴らしい情報源のメリットを最大限に発揮することができるのです。

「本」を使ったおすすめ勉強法②~いったん閉じる~
ここからは、ほしい情報が見つかって、記憶への定着をはかるフェーズに入っていきましょう。
やはり、ねらうべきは「使える知識」として蓄えること。ということは、「理解までつなげる」ということが必要不可欠なのです。
余談ですが、「教科書をすらすら読むことができる。」とか、「カラーペンを使いこなしてきれいにラインを引き分けることができる。」とかいうのは、効果のない勉強法の代表選手です。
それと同じくらい、勘違い野郎になってしまうときが、この「本」を使った勉強法。
そう、僕たち人間は、
「知識が増えれば増えるほど、『知っているつもり』になってしまう。」
という悲しい習性があるのです。
だからこそ、自分自身に「お前は、本当に理解できたのか。」と問いかけることを強く、強くおすすめします。
その際、やっていただきたいおすすめ勉強法は、
「いったん本を閉じて、自分に『今読んだことってどんなことだっけ?』と問いかける。」
ということです。
すると、あら不思議。
「読んだ内容が本当に理解しているのか、見せかけの理解なのかがはっきりわかる。」
ではないですか!
そう、ここで自分自身の問いに対して答えられないということは、せっかく読んだ本の内容を「理解していない!」ということなのです。
本から情報収集する際は、すらすら読んでいくのではなく、たびたび本を閉じて、自分自身にテストをし、記憶へのひっかかりをつくってあげることが大切なのです。

「本」を使ったおすすめ勉強法③~白紙にまとめる~
いよいよ、おすすめ「勉強法」の3つ目となりました。
勉強法でいえば、「まとめ」のフェーズです。
強くおすすめしたいのは、
「白紙1枚に読んだ内容をまとめてみる。」
という方法です。
そう、「内容理解の集大成」である「自分まとめ」です。
この白紙に、本の内容を書き起こすことができれば、「本当の理解」であると言えるでしょう。
しかし、「あぁ、ここどうだっけ。」とか「やべっ、忘れた。」という場所もありますよね?
しかし、その気づきこそが、最大のチャンスなのです。
そう、価値があるのは、「分かっていること」ではなく、「分かっていなかったことに気付いたこと」なのです。
そして、この「分かっていなかったこと」を再度本を読み返して復習していくことで、確かな理解へとつながっていくのです。
まとめ
本記事では、「『本』を使ったおすすめ勉強法」を3つご紹介しました。
どうせ本を読むのであれば、そこから得た知識は、「自由自在に取り出すことができる」ようにしたいですよね。
そのためには、この記事で紹介したちょっとした勉強法の工夫をすることで、記憶への定着率をあげることができるのです。
ぜひとも、お子さんにアドバイスしてあげてくださいね。

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