
あなたは、子どもさんが、テストを持ち帰ってきたとき、どのような反応で迎えるでしょうか。
もちろん「100点」であれば、称賛の嵐でしょう。
では、逆に「思った以上に点数が低い。」なんて現実を突きつけられたときは、いかがでしょう?
本記事では、「結果がついてこなかったときの声かけ」について書いていきます。
極端なことを言えば、「次のテストで今回よりも実力を出せたらそれでよし!」じゃないですか。
そのような前提で、「子どもの『勉強』に対するモチベーションを落とすことなく、次につなげる方法」をまとめました。
ぜひとも、「子どもの実力を存分に発揮させてあげたい!」なんて親御さんは、読んでみてくださいね。
「テスト結果」を「実力アップ」につなげる効果的な「勉強法」とは。
「テストで結果が出ない!」
と、悩んでいる子どもさんもいることでしょう。
しかし、忘れてはいけないのは、
「テストは、1回で終わらない。」
という当たり前の事実。
そう、「テスト勉強というのは連続している。」のです。
だからこそ、「テスト結果」で一喜一憂してはいけません。
大切なのは、
「目の前のテスト結果をきちんと反省し、次のテスト結果につなげる。」
ということではないですか!
最初に確認しておきますが、最もよくない方法は、
「テストの点数ばかり気にする。」
という効率が悪い状態。
なぜ、効率が悪いのかというと、「一夜漬け的浅い理解勉強」だと、いつしか訪れる「まとめテスト」で、また1から勉強を始めないといけません。
テスト勉強で「あるある」なのは、「テスト近辺は、それなりに知識があるように見えて、テストが終わると一気に忘れてしまう。」という状態。
本記事を読んでいただいた親御さんには、子どもさんが、このような状態になることだけは回避していただきたい。
もっと言えば、親御さんから「テスト結果」に対する正しい「反省方法」をアドバイスしていただき、子どもさんに「深い理解」をもたらすとともに、「勉強の楽しさに気づいてほしい!」という願いを込めて書いております。
では、早速、「テスト結果を実力アップにつなげる方法」についてご紹介します。
▼「テスト」を持ち帰ってきたときの「扱い方」とは。
お子さんが、「テスト」を持ち帰ってきたところから想像してください。
もしも、「テスト」に間違いがあったとしたら、「解き直し」をさせますか?
これは、言わずもがな。
「解き直しをした方が良い!」
に決まっていますよね。
小学校で学習する内容は、学びの「基礎・基本」です。
ということは、ざっくり言えば、
「小学校で学習したことを基盤として、その上に新しい学習内容が積もっていく。」
という構図になります。
万が一、「つまずきポイント」が1つでもあるとしたら、なるべく、いや、絶対に理解につなげておく必要があります。もっと欲を言えば、自分なりの「勉強法」を確立しておくことも意識しておきたいポイントです。
「解き直しは絶対!」という結論に達したところで次の問題です。
例えば、テストの結果が芳しくなかったとき、「どのように反省を促すと次につなげることができる」と思いますか?
「思い通りの結果がでない!」という状態が続いているようでしたら、ぜひ次章を参考にしてください!
▼「テスト結果」の正しい「反省方法」とは。
改めて言うことでもないですが、「最初から全て上手くいく。」なんてことはありませんよね。
もちろん、才能うんぬんはあるかもしれませんが、みんなが「初心者」と呼ばれるところから「よーい、ドン!」して着実にレベルアップしていくのです。
これは、「勉強」でも「スポーツ」でも変わりません。
しかし、「いちについて」のスタートが、いつの間にか「差」になっている。これは、いったいどういうことなのかと言われたら、
「これまでの取り組み方の差。」
としか言いようがありません。
しかし、安心してください。
いくら「差」がついていたとしても、それを巻き返すことは可能です。
そのためには、「テスト」という自分の実力が現れたものに対する「反省」を次につなげることが必要不可欠なのです。
では「テスト」における効果的な「反省」方法とはどのようなものでしょうか?
結論を言うと、
「自分の『取り組み方』を反省する!」
ということが正解です!!
例えば、テストの点数がよくなかった場合、「点数が良くなかった。」という事実を捉えて落ち込んでいても時間の無駄です。だって、改善しませんから。
そのような「感情」には早々と見切りをつけ、自分に問いかけましょう。
「おい自分! きみは『100点を取れるくらい練習した!』と心の底から言えるのかい?」
と。
そうです! 今回の結果は、自分の「取り組み方」の結果です。だからこそ、
「自分がテストに向けてどれくらい取り組んだのか。」
を振り返る「反省」が必要不可欠なのです。
この「反省方法」により、
「もうちょっと、計算問題を解けばよかったかも。」
「あやふやな漢字があったけど、大丈夫だと思って練習しなかった。」
というような、
「100点取れなかったポイント」
に気付くことが目的です。
そして、
「完璧だと思うけど、計算問題は一通り解いた方がいいな。」
「あやふやだと感じたら確実に練習をしておこう。」
という「反省」から「次回の勉強方法」が導きだされます。
ここで大切なことは、
「がんばれば良い点数が取れる!」
という「マインド」です。
あれ? なんか聞いたことありませんか。
そうです。「マインドセット」の話です。
#マインドセット学級経営
実は、
「自分の能力は努力次第で変えられる。」
というマインドをもっていることが、能力を高めていくことができる大前提となっていることは周知の事実ですよね。
これだけ聞くと、「自分の力を信じよう!」というだけと捉えがちですが、実は、違った側面もあるのです。
それは、
「実力を発揮できなかったのは、自分の努力が足りなかったから。」
というマインドセットもセットなのです!!
言い換えれば、
「自分が努力すれば、成績を伸ばすことができる!」
ということになりますよね。
だからこそ、
「努力や過程に焦点化して反省する!」
ことが、最大のポイントなのです!

▶絶対にやってはいけない「反省」方法とは。
「マインドセット」の話を聞いてもしかすると「ピン!」と来た方もいらっしゃるかもしれませんが、やってはいけない反省方法があります。それは、
「結果(点数)を反省させる。」
ということです。
「なんでこんな点数なの!」
「こんな簡単なテストは、100点が当たり前でしょ!」
なんていう「反省」方法はおすすめできません。
なぜか、
「自分の能力に向けて反省を促すと、『できない。』『苦手。』といった意識を深めてしまう。」
ということが理由です。
「自分はだめだ。努力しても変われない。」と思い込んでしまうと、成長する可能性の芽を摘んでしまいます。
そうならないためにも、「結果」ではなく「努力や過程」を反省できるようアドバイスしてあげてくださいね!
📕「反省方法」にも「ほめ方」にも流儀があります!
まとめ。
本日の記事では、「反省するなら点数ではなく自分の取り組み方!」という内容をまとめました。
僕自身もそうでしたが、「テスト」となると真っ先に「点数」を気にしがちになりませんか。
そんなときこそ、本記事の内容を思い出し、ついつい感情的になってしまう心を落ち着かせてください。
そして、
「結果ではなく取り組み方を反省!」
と、3回つぶやきましょう。掌に書いて飲み込んでも良しです。
そして、「頑張ったね!」という言葉で穏やかに話しかけてみてはいかがでしょうか。
大切なのは、正しい「反省」方法を子ども自身が自覚して、
「自分で戦略を立てられるようになること。」
親御さんと共に、「テスト」という戦いに赴いた子どもの経験は、きっと、人生の問題解決も助けてくれるでしょう。
ぜひとも、「自分の可能性を十分に発揮できる状態を整えてテストに臨むことができる」よう子どもの強い味方になってあげてくださいね!!
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