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【宿題】本当に価値のある宿題とは。

教師になって数年経てば、きっと、

「宿題は、どんな内容をどれくらい提出するのがいいのだろう。」

と思い悩む機会があるのではないでしょうか。もしかしたら、個人的に悩む前に保護者様から、

「もっと、宿題を出してほしいんですけど。」

なんて、要望されたり、

「先生の出す宿題ができないって泣いてます。」

なんていう問い合わせを受けたりすることもあるかもしれません。

そして、ますます悩みは深まるばかり。ふと、冷静になって立ち止まると、

「あれっ? 宿題って出せば出すほど、自分の時間をはぎ取られるんじゃ。」
「あれっ? 『子どものため。』と思って宿題を出しているのに、取り組んでいる子どもたちはなんかつまらなそう。」

という現実に直面したりします。

そんな悩める子羊を救うために、「より子ども主体となる宿題」についてまとめましたので、参考にしていただけると嬉しいです!

▶「宿題」は、本当に価値があるのか。

前提として主張したいのは、僕らが「宿題」と聞いてイメージするようなものは、ほぼほぼ「宿題として意味をなしていない。」という事実です。

もしかすると「宿題=面倒」という構図が出来上がっていないでしょうか。もしも、このような思いがあるとするならば、宿題は出さない方が良いでしょう。

日々、こつこつと「勉強嫌い」を増やし続けていく結果になってしまうこと請け合いです。

一般的な宿題の出し方が難しいのは、

①子どもたちの放課後生活の多様化。
②学習習熟度のばらつき。
③「やらされている感」の低モチベーション。

の3つが挙げられます。順番に解説していきますね。

目次

▶①子どもたちの放課後生活の多様化。

僕が教師をしている自治体は、本当に多種多様な習い事をしている子どもたちがいます。子どもによっては、お弁当をもって塾へ通い、帰ってきたら0時近いというシンデレラもびっくりな生活スタイルのお子さんもいます。もちろん、みんながみんなという訳ではありません。

しかし、この「みんながみんなではない。」という子どもたちの生活スタイルこそ、一括して宿題を出す難しさなのです。

あなたは、魔法が解けるぎりぎりで家に辿りついたか弱い少女に、

「よく帰ってきたね。はい、宿題!」

と、言えますか。

宿題を子どもたちに丸投げする鬼教師である僕でさえ、さすがに、「ゆっくりお休み。」と声をかけてあげるでしょう。

かと言って、放課後を自分のやりたいことを好きなだけリア充している子どももいます。だからこそ、「もっと宿題を出してください!」という理屈になるのですが、本来であれば、放課後リア充は経験しておくべきだと僕個人的には思います。

このような、放課後の多様化が一括宿題を出す難しさとなっています。

では、どうすれば良いのかと言うと、これは当然、

「宿題を子どもが自分で選択する。」

ということに尽きるでしょう。簡単に言うと、

「教師が一括で出さない。」

ということです。子ども自身が、自分の放課後スケジュールと学習状態を振り返り、宿題の内容と量を選択できれば解決する問題なのです!!

▶②学習習熟度のばらつき。

これもなかなか手ごわい問題です。解決方法は、やはり、

「宿題を子どもが自分で選択する。」

という、①の解決策と同じなのですがその理由を説明します。

①では放課後の多様化を述べましたが「学習の習熟度」も高学年なるとかなり開いてくるというのが実情です。だからこそ、

「はい、今日の宿題は、『わり算の筆算50問。しっかりやってくるように!」

と、言ったところで、「かけ算練習中の子どもは解けない。」ことが決定します。だからこそ、内容の一括提示は不可能なのです。

しかし、そこのところをあまり考えずに宿題を出すような宿題量産ロボになってはいけません。

子どもの習熟度を考慮するのであれば、やはり、

「宿題選択制。」

が、最低限のスタートなのです!

▶③やらされている感の低モチベーション。

さて、一番問題なのは、冒頭にも書きましたが、

「宿題=面倒」

という構図です。

もれなく、僕自身もそうでしたから、ほとんどの方が「今日は、宿題なし!」という先生の号令が、神様のお告げのようなありがたさを感じたのではないでしょうか。

そうなのです。「勉強=面倒」と同じくらい宿題も人気がないのが一般的です。では、なぜこのような構図になっているのかというと、

「子ども自身が望んでいない内容が宿題として出されるから。」

でしょう!!

教師の気分や機械的判断でその日の宿題が決まり、そこに子どもの意識が微塵も入っていないものだからこそ、「面倒」になっていくのです。

では、ここまで「宿題」をぼろくそに書いてきましたが、「宿題」による学習効果も期待できるはずです。期待を込めて次の章に書きたいと思います。

▶学びを促進する「宿題」とは。

さて、宿題を子どもに丸投げしている僕の言い訳を先に。なぜ、そんなことになったかというと、あまりにも「宿題」の意義を見いだせない日々が続いたことから、発想の転換を試みたのです。

「宿題をする側から、宿題を考える側にまわることで、子どもたちの『宿題』に対するモチベーションが変わるのでは!」

と、試験的運用をしてみました。

すると、確かに、

「宿題を考えて提出する役割になった子どもたちのモチベーションが高まった。」

ことは成果です。しかし、全員がその役割でないことから、これまでの低モチベーションを保ったままのがんこちゃんもいるので、そこは新たな作戦を立てなければなりません。そんな作戦の一部を紹介します。

①自分から取り組む「自主学習スタイル」。
②親を巻き込む「共に学習スタイル」。
③学校で活用「学校フィードバックスタイル」。

それぞれについて解説させてください。

①自分から取り組む「自主学習スタイル」。

これは、先ほどからしきりに主張している。

「自分で宿題を選択する。」

という方法ですね。何事についてもそうなのですが、「自分で選択する。」ということは、非常に重要であり効果的です。

「先生から出されたからやる。」という理由と、「自分が決めたからやる。」ということは、天と地ほどの違いがあります。

だからこそ、まずは「自分で宿題を選択できる環境。」を調えることがスタートなのです。

そこで、もっとモチベーションを高めるには、

国・算・理・社のような「学校の教科学習に限定しない。」ということもモチベーションを高める手だてだと思います。少し極端かもしれませんが、

「習い事のサッカーの知識を生かし、『強いシュートの打ち方』を動画にしてくる。」

というような学習もおもしろくないですか?

「徳川家の家系図を作る。」

というようなとことん追求系も僕はおもしろいと思います。

何が言いたいかと言うと、

「自分が興味のあることを選択して学習する。」

ということが一番重要であるということです。宿題の枠を柔軟にすることで、「学習=楽しい」にすることができるのではないかと思うのです!

②親を巻き込む「共に学習スタイル」。

さて、作戦の2つ目です。ここで強調したいのは、

「誰しも一人でこつこつはきつい。」

ということです。やはり、僕のような寂しがりやは、努力を認めてほしいですし、褒めもほしい。できることなら、興味をもって一緒にやってほしい。そんなことを言い出すときりがないのですが、

「意図的に保護者を巻き込むような課題を出すことで、協働作業が生まれ。結果的にモチベーションがあがる。」

のではないかと思うのです。

①に書いた「シュート動画」。一人で撮影は厳しい&寂しいでしょう。親御さんと撮影すると、「もうちょっとさぁ、勢い付けた方がそれっぽいんじゃない。」とか、自然と関わりが生まれますよね。

このような思考錯誤が楽しさを見いだすための鍵となるのです。

または、「共に学習スタイル」の別方法として、

「子どもと共に仕事をしてしまう!」

というやり方もありだと思います!

これは、「つきっきりで学習するのはちょっと・・・。」と感じる高学年も難しい年ごろになったお子様にも有効な方法です。

最近では、YouTubeで「勉強動画」が出るほど、勉強をやるときには「誰かが共に頑張っている。」と感じられる大切さが取りだたされています。

ここは、見ず知らずのYouTuberではなく、親御さんでいきましょう!

子どもの学習を見守りつつ、仕事や読書を進めようではありませんか! この方法には、「親が仕事を楽しんでいる!」という姿を子どもに見せることができるという副産物あります。

ぜひとも、時間を調整してみてくださいね!!

③学校で活用「学校フィードバックスタイル」。

ここまで好き勝手書いてきましたが、これは「宿題」について書いているということを忘れてはいけません。

最終的には、「学校」に戻ってくる必要があります。でも大丈夫。

「自分で選択し、保護者と協働して作り上げた『宿題』は、きっと多くの先生方、友達にスタンディングオベーションで迎え入れてもらえる。」

ことでしょう。

そうです。そこまで成果を積み上げたのであれば、後はみんなに向かって発信する必要があります。きっと、通常の精神状態の教師であれば、このような子どもの努力に適した舞台を準備してくれるはずです。

そして、大いに自分の成果を堂々と発表したらいいじゃないですか。きっと、

「また、やってみたい!」

という経験になるはずですよ。

ほら、「宿題=面倒」が若干「楽しい!」に変わりましたよね。

このように①②③のようなステップで主体的に進めていくことが、本来の「宿題」のもつ価値であり、本当の「学び」なのです!!

▶まとめ。

本記事では、「本当に価値のある宿題とは。」という内容をまとめました。

自分自身がもやもや歴が長かった分、記事も長くなってしまいましたが、きっとこれからの学校は、このような「宿題」になっていくのではないかと、密かに信じています。

子どもは一人たりとも同じではないのだから、「宿題」にももっと多様性があっても良いですよね。

本来は、「学び」は「楽しい!」ものであり、「宿題」も「楽しい!」ものでないといけませんよね。誰からの指示を受けなくても、自分からどんどん進めていくことができる姿を目指して、「宿題革命」を進めましょう!!

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