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【子育て】子どもの能力を伸ばす!本当に有効な子どもの「ほめ方」とは。

「子どもは、ほめて伸ばすべきだ。」

というのは、現代子育てのスタンダードとなりつつあるでしょう。

ここに関しては、僕も異論はありません。

しかし、僕が教師になった10年前は、「叱ることで本当の実力を出すことができる。」と真剣に信じていた教師がたくさんいたように感じます。確かに「怒り」という感情も使い方によっては、子どもを伸ばす手立てとなり得ます。

しかし、「怒り」は、使う場面を制限するから効果的なのであって、普段から乱れ打ちしていては、そもそも「怒り」のもつメリットもなくなってしまいます。

📕「怒り」には、2種類ある!

👉「子どもに教えてあげたい!『怒り』エネルギーの使い方とは。」

本記事では、「ほめる」ことにスポットを当て、

「どのようなほめ方が、子どもたちの実力を伸ばすことにつながるのか。」

という内容をまとめていきますので、ぜひとも、子育ての参考にしてくださいね!

①「アメとムチ」ではなく、基本は「アメ」で良い理由。

まずは、「ほめ方」を解説するよりも、

「『ほめるというアメ』と『叱るというムチ』をどうやって使い分けていくべきなのか。」

ということについて話題としたいと思います。

目次

▶「ムチ」をふるう難しさ。

先ほども触れましたが、講師として勤めた学校の校長先生のモットーが、

「子どもは、叱って8割。」

というものでした。

ざっくり言うと、「子どもは叱ることで80%以上の力を出すことができる。」というものです。その時は、「そんなもんかなあ。」と思っていましたが、現実はそんなに甘くありません。

「叱る」というカードは、教師が握っている最終兵器です。

ということは、このカードを切るということはそれほどの事態ということです。そんな状態が、日常生活の中で度々あるでしょうか。

僕の場合はありません。

しかしながら、その最終カードをこれでもかと切っていく大人がいます。しかし、その大人の気持ちとは裏腹に、子どもの態度はよくない方向へと進んでいってしまいます。

▶「ムチ」をふるわれ続けた最悪の結末とは。

何かしらの選択肢を提示されたときに「選べなくてうつむいてしまう子ども」と接したことがありますか。

または、行動の理由やそのときの気持ちを問いかけても、「何も言えずに立ち尽くしてしまう子ども」に接したことがあるでしょうか。

どちらの子どもさんも、「自分に対する自信を欠いた状態」であることが多いです。

📕自分で動けない子ども!「学習性無力感」はこちら。

実はこの状態こそ、「叱る」という「ムチ」をふるわれ続けた子どもの出した答えなのです。

「シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術」著:植木 理恵(新潮文庫)の中でこのような実験が紹介されています。

マウスに「左折」を覚えさせる実験です。

次のうち、どのマウスが一番早く左折を覚えることができたと思いますか。

①左に「エサ」を、右に「電気ショック」
②左に「何もなし」を、右には「電気ショック」
③左に「エサ」を、右には「何もなし」

昔ながらの「子どもは、叱って8割」理論が正しいのであれば、一番早く左折を覚えるマウスは、「エサ」と「電気」の①なはずです。

しかしながら、実験結果はそうはいきません。

なんと、一番早く左折を覚えたのは、

「左に『エサ』で、右に『何もない』③のマウス」

だったのです!!

なんてこった。それじゃあ、今までひたすら「ムチ」を食らってきた人はどうなるんだという話ですよね。しかし、例外は何にでもあるもので、「ムチ」により力を発揮できる人もいます。

しかしながら、大多数の子どもたちは、「ムチ」を振りかざしている状態では成長できないと言えるでしょう。

植木先生曰く、

「『アメ』と『無視』理論」

が、一番効果を発揮するということが立証されたのです。

子どもたちにとってみれば朗報ですよね。

特に、自分の失敗を必要以上に受け止め、自分を責めてしまうような子どもは、

「失敗という痛み、叱責という痛みを受けるかもしれないという状況では、一歩を踏み出せなくなる。」

という場合があります。

だからこそ、行動の理由や気持ちを問われたりしたときに「だまる。」という選択肢をとってしまっていたのです。

子ども自身が好きでそのような行動をしたのではなく、「失敗した後のムチのような対応」が、そのような選択肢をつくりあげていたのでした。

②子どもを伸ばす最高の「ほめ方」とは。

「ほめ方」の基本とされているのは、

「『結果』ではなく、『過程』をほめる。」

という原則です。

例えば、「結果」をほめるというのは、

  • 100点なんてすごいね!
  • 算数の才能があるよ!
  • あなたは天才だ!

というような「ほめ方」を指しています。

なぜ、このような「ほめ方」がよくないのかと言うと、

「『結果重視』の考え方になってしまう。」

というところに問題があります。

もっと具体的に言うと、

「『100点を取った。』とか『優勝した。』という『結果』ばかりほめていると、『100点意外価値がない。』という考え方になってしまう。」

というところに危険性があります。

やはり、子どもの気持ちを考えると、「100点を持ち帰って親御さんに喜んでほしい!」ですものね。

このような「結果思考」は、

「自分の実力内でしか挑戦しない。」

という「思考癖」を生み出します。もっと言うと、「確実に結果を出せそうなものにしか挑戦しなくなる。」ということです。

エドウィン・ロックさんと、ゲイリー・レイサムさんは、「自分の実力の範囲内での活動」が、

「平凡な結果に終わるだけでなく、『自分は二流である。』という意識を植え付けてしまう。」

と主張しています。

さらに、衝撃的なのは、

「『結果』を求めるためであれば、手段をいとわない。」

という行動に出る場合があるということ。

具体的に言うと、「カンニングしても100点を取ろう!」というような極端な行動に出る場合すらあるのです。

だからこそ、親御さんは、

「『結果』がついてこなかったとしても、そこまで努力してきた『過程』をほめる。」

ということを意識して声をかけましょう。

例えば、

  • 100点を取れたのは、毎日こつこつテスト勉強したからだね!
  • 毎日問題を解いているから算数の成績が上がったね!
  • 優勝はできなかったけど、練習してきたシュートが決まったよね!

という「ほめ方」です。

さらに、この「考え方」は、叱咤激励する方法としても使えます。

例えば、テスト勉強が計画的に進めることができず、テストの結果も実力に見合わないようなものだった場合、

「『結果』が出なかったのは、あなたの努力が足りなかったからじゃないか。」

という「『過程』を振り返りながら次につなげるという反省方法。」にも有効だということです。

ここで、間違っても、やってはいけない反省方法は、

「あなたには算数の才能がないんだよ。」
「なんでそんなに頭が悪いの。」

という言葉で「マイナスレッテル」を貼ってしまう方法です。

言葉による「レッテル」の効果は想像以上のものがあるので、子どもさんに声をかけるときは、意識しましょう!

📕「プラスレッテル」で「子ども」の実力を高める方法はこちら。

👉「学級を安定させるこつ~人間関係を築くレッテルの貼り方~」

まとめ。

本記事では、「『褒め方』によって子どもは伸びる!」という内容をまとめました。

「言葉のもつ力」というのは、もはや言わずもがなですよね。

その言葉の強さは、「信頼感による」ということも分かっています。

「自分が信頼している人からかけられた言葉の方が、より強力である。」

ということなのです!

もちろん、子どもさんにとって一番の理解者は、親御さんでしょう。

そんな、親御さんだからこそ、「褒め方」によって子どもさんの可能性を大きく伸ばすことができるはずです!

ぜひとも、「言葉」でも、子どもさんの可能性の後押しをしてあげてくださいね!

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